皆さん、今年1年たいへんお世話になりました。
年の初めに「20年後、この年のおかげで今があると思えるような1年にしよう」と決意したおかげで、目先のことにとらわれることがなくなり、これまでなら見えなかったものが見えるようになりました。
自分の教え子にスピーチ指導を始めたのは2002年3月ですから、もう20年が経ちました。誰かが20年前の私に、「その指導がお前の一生の仕事になるぞ」と言ったとしても、きっと当時の自分は信じなかったでしょう。その頃、ちょっと細かいスピーチ指導について誰かに話すと「そんなこと、誰も気にしないよ」とよく言われました。でも、細かい指導の積み重ねだけが「差」になっていました。NPO法人日本語スピーチ協会の立ち上げのために1年間かけて日本語スピーチ試験を作成しました。この試験はスピーチ能力を判定するだけでなく、誰もがスピーチ能力を高めることのできる試験です。多くの人が意識していなかった好感が持たれる表情の作り方やどんな声が評価されるかなどを評価基準に挙げましたので、多くの人の対策の道標になると思います。
来年も一年、どうぞよろしくお願いいたします。