頑張れアルゼンチン
広野町には、復興のシンボル【Jビレッジ】があります。サッカーの聖地とも呼ばれていて、ユース世界大会や小中学校の全国大会が行われていますが、サッカー日本代表は、震災以降は一度も来てくれていません。海外組が増え、最近は、空港にほど近いキャンプ地を選んでいるからだそうです。
大きな大会なら空港近くで問題ありませんが、親善試合なら、「だりい」気持ちを抑えて、年一回くらいJビレッジに来てもらいたいです。全国から集められたスーパー小学生ストライカーたちが、未来の日本代表を夢見るJFAアカデミー福島のメンバーに選ばれ、ここで厳しいトレーニングを積んでいます。たまには、世界で活躍している日本代表の選手たちに励ましてもらいたいです。
そして、面白いことに、町全体でアルゼンチン代表を応援していて、授業中に試合があれば、広野小学校の教室からアルゼンチンの勝利を願い、声援を送っています。これはサッカー、ラグビーのW杯、オリンピックでも同じです。理由は、2002年に南米予選をぶっちぎりで勝ち抜いたアルゼンチン代表がJビレッジをキャンプ地に決めてくれたからです。震災時には、アルゼンチン政府がいち早く、町に支援をしてくれました。
そしてそして、なんとなんと、広野町には名物アルゼンチンチーズ饅頭まであります。
そういうわけで、W杯決勝戦は、フランス有利と言われていますが、町全体でメッシを、そしてアルゼンチンを応援します。