M1グランプリとW杯の決勝戦が重なってしまいました。
我が家ではM1グランプリの方が重みがあって、応援しているオズワルドさんの漫才を見に、夏休みに子どもたちとルミネ座よしもとにも行きました。今回、敗者復活戦を勝ち抜き、親子で大喜びしたのですが、決勝の舞台では時々、0.1秒くらい、伊藤さんのツッコミが速かったような気がします。ただ、こんな分析は、ウエストランドの井口さんは嫌いかもしれません(笑)。決勝戦はすごかったです。毒舌漫才を聞いていて、不思議な気持ちになりました。仕事柄、「他人の悪口を言ってはいけない!」と、声を大にして言い続けてきました。もちろん、言い過ぎは良くありませんが、完全にシャットアウトするのも難しいです。昨夜はデトックスできて、気持ちよく感じた方も少なくなかったと思います。ウエストランドのお二人、優勝、本当におめでとうございます。
そして、興奮冷めやらぬままW杯決勝戦に突入しました。満天の星空を眺めながらコンビニへ行き、戦利品を購入。延長戦、PK戦も覚悟しました。ところが、町をあげて応援しているアルゼンチン代表が次々と鮮やかなゴールを決め、体が重そうなフランス代表を圧倒していたので、「ああ、これは圧勝だな」と涙を流していたところ、本当に一瞬にして同点に追い付かれました。頑張ってもW杯だけは手にできないことで批判を浴び続けるメッシ選手を、うだつの上がらない自分の人生に重ね合わせ、もしメッシ選手がW杯を手にしたら、もしかしたら自分の人生も良くなるような気がして必死に応援していた人も少なくないと思います。そして、ライバル・エムバペ選手の大活躍を横目で見ながら、「またしてもメッシ選手に優勝カップは渡らないのか…」と考え、何度かアルゼンチン代表の勝利を疑いました。その時、メッシ選手は大親友になっているという妄想の中、自分はメロスを待つセリヌンティウスの心境でした。PK戦の末、とうとうアルゼンチン代表が優勝カップを手にしました。「これで寝不足とサヨナラだ!メッシ選手、よくやった!感動した!ありがとう!今後は俺の番だ!」と思った人も少なくないでしょう。「は?何が俺の番だ!」と呆れる人もいるかもしれませんが、一瞬だけそう思って、数日頑張って、やっぱり自分には無理か…とあきらめる男というのも愛おしいものです。
さて、寝不足を恨んでも仕方がなく、今週もまた始まりましたので、5時に起きて、息子の勉強を見ました。昨年の今頃は、「どうせパパの趣味でしょ」という感じで、感謝する姿勢がゼロだった息子も、一年が過ぎ、ありがたく思ってくれるようになりました。
そして、午前中は、長崎国際大学の佐野先生に招待を受け、日本語教育を学ぶ大学生たちに授業をしました。彼らの協力のおかげで、本当に楽しい時間になりました。