「日本語会話授業で、グループワークやペアワークに取り組む学生たちにどんな指示を出しているのかが知りたい!」という要望がありました。
今回は、話す時と聞く時に気をつけるべき点を提示しました。授業のたびに指示を変えますが、話す時と聞く時の指示をずらしていけば、永遠に飽きずにできると思います。外交官の方からは「外交官として仕事をしていく上でも大変参考になります。これらのポイントを頭において、仕事に取り組んでいきたいと思います」といったフィードバックをいただきました。ぜひお使いください。
「まずは教師自身が身につけなければ」とおっしゃる方がいますが、焦らず、5、6年かけてゆっくりマスターするつもりでやって良いと思います。自分のスキルのクオリティが低くても指示は出せます。なにより、あきらめず、コツコツやることです。最初の数年はできたりできなかったりで不安定でしょうから、「もうできた、大丈夫だ!」と思っても、油断しないでください。油断すると、スキルはすぐ枯れます。天狗になると才能が枯れ、情熱がなくなるのと似ているので、気をつけてください。よく「自分は情熱がなくなった」とおっしゃる方がいますが、それは、天狗になって、想像以上に大事なものを失い、ショックを受けたことが原因だと思います。もし、技術的に安定してきたら、あとは謙虚な気持ちで心をこめることに専念するだけで良いと思います。