テーマは「中国の若者たち2001年〜2022年」です。
31歳で中国に渡ってからの幸福感はずいぶん増したように思います。自己肯定感も上がったかもしれません。自分が落ち込んでいる時に、自分の長所や自分の長所とは思えないような立派な人間性を、周囲の人たちに褒めてもらえたので、すぐ元気になりました。「励ますこと」の大切さを、そこで初めて知りました。
そんな中国で生活しながら創った私の教材は「対話」を目的にしています。理由は、「おしゃべり」を目的にすると、ネガティブ感情が働きやすいのでは？と思ったからです。ちょっとわかりにくいと思いますので簡単に説明します。自分が子どもの頃、弱いものに対して、強い大人や先輩、クラスメイトが「おちょくったり、からかったり、いじったり」していました。あれは嫌だなっていつも思っていました。まあ、付き合いたてのカップルはそれで良いかもしれませんが、３ヶ月も過ぎたら、相手からのイジリに対しては不快感しか生まれません。親子関係も夫婦関係も恋人関係も「おしゃべり」は、たまにするくらいがちょうど良いと思います。せっかく気づかってくれた恋人や妻や子どもに「おっ、珍しいな」などと言ってからかうより、「いつもありがとう」とサラリと言えた方が良いと思いますし、暇つぶしのおしゃべりで愚痴や他人の悪口を言うより、建設的な対話の中で、「あなたがどれほど素晴らしい人間なのか」を話した方が良いと思っています。互いに尊敬し合える関係なら、責任感を持つのも容易になると思います。
さて、今月末に駐大阪中国総領事館主催の講演会があります。主に中国を理解したいと考える日本人向けの講演会ですが、どの国の方も無料で参加できます。興味のある方には、書き込みのできる電子版申請書をお送りしますので、ご遠慮なさらないでご連絡ください！
