50歳で引退した中日の山本昌さんに、引退前、イチロー選手が「僕の方がストレートは速いですよ」と言ったところ、近くにいた他の選手が「いや、昌さんの方がずっと速いです」と口を挟んだそうです。山本昌さんのストレートは135キロで甲子園投手の平均以下くらい。イチロー選手が「昌さん、どういうことですか?」と聞くと「だって、俺はプロだからね」と答えたそうです。一流投手の緩急、というか、山本昌さんの緩急は凄かったのでしょうね。
さて、日本代表は前半、FIFAランキング下位チームのようなサッカースタイルで、スペイン代表、スペインサポーターたちを翻弄、いや、油断させたのかもしれません。ハーフタイムでは、先制ゴールを決めたスペイン代表の選手たちは、きっと、満面の笑顔で次の試合のことを考えてしまったでしょうね。
ところが後半いきなりFIFAランキング20位くらい(いつもの日本代表)の攻めを一瞬だけ食らってしまい、スペイン代表は、パニック状態。あとは、試合終了のホイッスルが吹かれるまでカテナチオ作戦でした。
アジア最終予選のベトナム戦(1-1)のベトナム代表の守り。コスタリカ戦でのコスタリカ代表の守りから学べるものが多かったみたいです。
元芸人の視点から見ると、しゃべくり漫才ではスペイン(吉本興業)に勝てませんが、在京弱小事務所でも、コント漫才で笑いを取ってスペインに勝ったという感じでしょうか。ボール支配率17%で「邪道だ」と言われても、れっきとした戦術ですので、これからも結果を出し続けてもらいたいです。