ほかのスピーチ大会と違う点は、「持ち時間が一分間」、それから「面白さ、興味深さの評価が高い」点です。今回優勝したジャミルさんの最後のひとことが出るまで、誰が優勝するかわかりませんでした。つまり、最後の最後に逆転できるということです。これまで世界各地のスピーチ大会を見てきました。欧米のコンテストでは面白さを重視することが少なくないようですが、アジア、特に中国では、発音で勝負が決まることが多く、審査員は発表者のスピーチの最初の20秒で点数をつけ終えることが少なくありません。わたしは長く中国にいたので、発音とアクセントを重視して、内容はまあまあ…という対策をとってきました。でも、一分間スピーチなら、審査員も最後まで話を聞きますので、今大会のように、大逆転もあるのです。
学生の舞台を見ると、指導される先生の情熱も感じられます。このようなコンテストをこれからもやり続けたいと思います。