イベント情報

【ふるさと創生大学講演会】🇯🇵

この町の明るい未来のため、まず小学校の授業を座学スタイルから対話、討論、発表のスタイルに変えたい‼️という話をしました。町長もおいでになりました。

中学時代、英語は中間試験も期末試験もたいてい満点でしたが、修学旅行で京都を訪れたときに観光に来ていた外国人の方に何を言えば良いかわからず、話しかけることもできず、相当落ち込みました。『英語できる隊』の3人がみな同じ状況でしたから、苦笑いするしかありませんでした。

また、こんなこともありました。授業中、綺麗な発音で英文を朗読する学生をクラス全員が大声で嘲笑するので、卒業する頃には、全員がおかしな発音で一緒に朗読するようになっていました。

振り返ってみると、学生時代に「対話」したことがほとんどありません。学校では「対話なんか真面目過ぎてバカバカしい。そんなのより、会話が大事‼️」という空気が教室を占めていて、会話がうまくできないと「あいつは会話ができないヤツだ」とバカにされ、相手にしてもらえなくなりました。たぶん「お前は会話もできない」と言われ、心傷ついた人も私だけじゃないと思います。

ただ生きているだけで傷つくことがいっぱいあって、褒められることがほとんどない日常ですから、人と目を合わせて話すことができなくなるのは当たり前です。

zoom会議をしていて、顔半分を隠す人が少なくないのは、その人が謙虚だからではなく、なにかにおびえているからだと思います。

海外から日本に来た留学生が至る所で日本人にひどいことを言われ、心傷ついているそうです。日本人同士、相手が傷つくことをしょっちゅう言い合うのは、単にマウントを取り合っているだけ、じゃれ合っているだけだ‼️とおっしゃる方もいますが、心傷つくことに変わりありません。

先生同士、お爺ちゃんとお婆ちゃん、お父さんとお母さんが傷つけ合っているシーン、お爺ちゃんがお父さんを、お婆ちゃんがお母さんを傷つけるシーンを見ながら、私たちはいつも「ああ、次は私の番だ」と想像し、震えます。留学生たちは、ただ、私たちに巻き込まれているだけだと思います。

ひろの未来スピーチ部の子どもたちには、下品な本音と下品な愚痴と下品な自己アピールが、おしゃべりの特徴。そして、相手をからかい、おちょくり、いじるような下品なおしゃべりのせいで幸福感が下がって、日本の幸福度ランキングはかなり低くなっているから、親子、教師と生徒、生徒同士で、下品なおしゃべりをする代わりに、対話をして行こう‼️と話しています。

幸福度ランキングの高い国々では、幼いときから対話をしていて、国の未来、家族や自分の未来についてもしっかり言葉にできると聞きます。実際、幸福度ランキング上位の国々に行きましたが、物価も税金も高く、贅沢な生活などしていません。日本は安全で住みやすいのに、親子、教師と生徒、生徒同士の対話がなく、ネガティブで無駄なおしゃべりばかりして、互いに傷つけ合っているから、日本の未来も自分の未来もお先真っ暗だと考え、幸福度ランキングが低いのだと思います。

いきなり日本を変えることはできませんが、人口4000人。学校は1学年20数名の生徒しかいない小さな町だからこそ、ここから始められると思います。

シェアする