イベント情報

「一期一会」

外国人学習者のあいだで、いちばん人気のある日本語が「一期一会」だったそうです。

世界の日本語作文コンクールを主催されている大森先生の記事が、前回の「天声人語」に続き、「声欄」に掲載されました。

僕は、ときどき、たった一度しか会っていない人のことを、ふと懐かしく思い出すことがあります。また、その人のために、思いがけずひと肌脱ぐ場面に出会うこともあれば、一生かけてもお返しできないほどのご恩を受けることもあります。

そんな不思議で、言葉にしきれない経験は、きっと誰にでもあるでしょう。その気持ちを抱えたまま考えているうちに、「一期一会」という言葉に出会い、心がすっとほどけるのかもしれません。

作文コンクールに、ひとりでも多くの方に参加していただきたいという思いから、大使館に連絡をしたり、その国や地域にゆかりのある方をご紹介いただいたりしてきました。

そうしたご縁が重なり、今では100か国以上の方々と、毎日ではありませんが、メールで近況を伝え合っています。時には、Zoomでゆっくりお話しすることもあります。

学生時代から、世界の人とつながることをずっと夢見てきたので、その思いを実現する機会を与えてくださった大森先生ご夫妻には、感謝の気持ちでいっぱいです。

ぜひ、新聞の記事をご覧いただけましたら幸いです。

シェアする