昨夜、「お兄ちゃんから成績が悪いからバカだ」と言われた娘が泣いているのを見ていたら、芋づる式に、過去の記憶が溢れ出しました。小五の1学期に勇気を出して、学級委員に立候補したところ、ほかに挙手する生徒がいなかったにもかかわらず、選挙となり、一票も得られず落選したことがあります。成績が優秀でなかったからです。その後、母から、当時入院していた父の命が長くないだろうと伝えられてから、父が退院してくるまでの半年間だけ、教科書を一字一句覚えられた期間がありました。小6時に成績が良いという理由だけで担任から推薦されて学級委員になったときには、一瞬、人間不信になり、中学に入ると、つい口ずさんでしまう歌がBOØWYのMORALでした。高校時代に野球部に入ると人間不信がおさまり、弱きを助け強きを挫くことに情熱を燃やし、いじめ=悪で、あってはならないことだと考えましたが、大学時代に世界を見て、強いものが弱いものをいじめるのも、「今だけ、金だけ、自分だけ」という人も、卑怯というより、育ってきた環境が違うわけで、人の常なのだと考えなおしました。話が飛びましたが、「お兄ちゃんを見返したかったら、怒りをお兄ちゃんに向けながら嫌々勉強するんじゃなくて、怒りを燃やしながら本気で勉強してみたらどう?」というと、娘は鼻息を荒くして教科書ワーク3冊を抱え、階段を上っていきました。
さて、出張時は早朝に出発することがほとんど。家族には毎回迷惑をかけますが、見送ってもらうと元気が出るのでありがたいです。娘が、ためたお年玉を持ってきて、「足りなかったら使って」というので、愛しく思いました。女子から見たらムカつくシーンかもしれませんが、キザな男子とぶりっ子女子にどハマりする男女は昔からいますし、自分もそのひとり。
東京にやってきました。少し眠い顔をしてますが、今日は今年最初の一粒万倍日。みなさまにとりまして素晴らしい1日になりますように。