大阪から戻る際、東京立川で、大森先生ご夫妻とお会いしました。
お二人は、財産をすべて日本語学習者に捧げた方で、自分は100年頑張っても、足元にも及ばない、本当にすごいお二人ですが、広い心で、若く生意気な新米教師だったわたしを受け入れてくださった方です。
日本ファン、日本語ファンを増やすために日々精進しているのは、お二人の影響です。自分らしさを出すため、それプラス、学生たちが上手に日本語を話すサポートをすることに取り組んできました。それは、「日本人のように」ではなく、「日本人を圧倒するくらいのレベル」を目指して。少なくとも「気もち」では負けないように。
この一年あまり、世界の先進国と呼ばれる国々を見てきましたが、今後、きっと多くの外国人の方々が日本で学び、日本で働くことになるだろうと思います。わたしは話し上手で聞き上手の外国人学習者を育てていきたいと思っていますが、そのような外国人に日本人が影響を受けて、外国、外国語、外国文化に興味を抱き、外国語が話せるようになってもらいとも思っています。日本語教師は、わりと孤独というか、みな、独自のやり方で授業していますが、これからは、仲間を増やしていけるようにがんばります。