信頼関係を築くのは難しいですが、相手を尊重することは、自分の頑張りや工夫だけでできます。
どの国にもやさしい人がいて、美味しい料理がある。行ったことがないとか、会ったことがないとか、そういうのは一旦置いといて、ひとつふたつのセンテンスをカタカナ読みで良いから、15分くらい音読してみると、流暢に読めるようになります。
それは、大きくて硬いお肉をよく噛むようなものです。よく噛んでから飲み込めば、お腹を壊すこともありません。暗記も同じで、よく読んで、流暢に音読できてから暗記をはじめるので、頭が痛くなることはないですし、暗記への苦手意識が飛んでゆきます。
その日、15分音読しながら「今日は暗記しないよ」と自分に言い聞かせ、自分にプレッシャーを与えず、リラックスしながらやると、ある程度暗記できちゃってます。翌日、10分音読してから暗記をはじめると、ひとつふたつのセンテンスくらい、簡単に覚えられます。
今回は「わたしはインドネシア人が好きです。なぜならやさしいからです」と言ってみました。
実は、自分では、正しい発音がどんなものかわかっていませんが、堂々と大きな声で話すことが大事だと思います。
それを教えてくれたのは、ひとりの教え子で、きれいな発音だとは言えませんでしたが、彼女は堂々とした態度で、「わーだーしのニポンゴーはペーラペーラでいす。なーぜならーわーだーしはニポンジンからーでいす」と圧倒的オーラを出しながら満面の笑顔で話す姿を見た瞬間、希望の光が差し込んできたみたいに、心から感動したからこそ、「堂々とした態度」の大切さがわかりました。