最初のひと言(日本語学習者の皆様へ)
クラスメイトの発言を聞いた後、日本語教師に指名され、「感想を言ってください」と言われたら困りませんか?「あっ、あっ、よかったです」とか、「あっ、あっ、素晴らしいでした」(本当は、素晴らしかったです)とか、いつも同じことばかり言っている自分に成長が感じられず、がっかりすることはありませんか?
前回は、フィードバックする際、ポジティブフィードバックを意識して、発言者の良かったところを3つ挙げることが大事だとお話しましたが、何よりも、最初のひと言が大事です。もちろん、内容は自由ですが、もし①あなたの体調が良くない時、②他に何も思い浮かばなかった時には、今回提示した14通りの言い方から一つ選んで、あなたは目をキラキラ輝かせながら、40デシベル以上の声量とよく通る声で、思い切って言ってみてください。その後、3つのポジティブフィードバックをすれば、教室が、どんなに暗い空気だったとしても、あなたのフィードバック1つで、一気に明るくすることができます。騙されたと思って、一度やってみてください。