活動スケジュールをキツキツにしているので、1回遅刻しただけで、ドミノ倒しのようにすべてが台無しになってしまいます。それで、誰かに頼らず、自分の頭の中だけで決めているのですが、今回、はじめて書き出してみたところ、パックツアーのような感じになってました。学生時代、新聞よりも雑誌よりも専門誌よりも、ツアーのパンフレットを読みこんでいた日々が思い出されます。現地で急遽予定が入ったときに慌てずに済むのは、「オプショナルツアーだと思えば良いか!」と考えるからです。若い頃の苦労は、いつか役に立つというのは間違いなさそうです。
ところで、日本語教師研修をしていると、「授業が盛り上がらない」「学生のハートがつかめない」「だらけた空気を変えられない」といった先生方の悩みを聞くことがあります。最近は、自分が無意識にやっていた工夫を、言語化して説明する癖がついてきました。
眉毛を上げ下げしただけで、学生を釘付けにできますし、笑いも起きます。眉毛を上げ、目を見開き、瞬きをしなければ、勝手に目が輝き出します。そのまま笑顔になって、うなずけば、聞き上手になり、話し上手になります。
知識として知っておくより、やってみた方が良いと思います。なぜなら、最初は猿が威嚇したような、怖い笑顔になっているからです。でも、30分練習すれば、誰でも自然な笑顔になり、学生全員がこのスキルをマスターするだけで、そのクラスを担当する教師全員のモチベーションがあがります。
ワークショップにしても、講演会にしても、双方の良さを引き出すため、双方が盛り上げようと努力した結果、めでたしめでたしとなります。
高野山大学でのワークショップとスピーチ大会は、みなさんのご協力のおかげで、無事大成功でした。明日、福島へ戻ります。