2024年最後の海外活動は、パナマ工科大学での日本語教師研修でした。
昨夏から海外での経験を積ませていただいていたので、今年は、ある程度自信を持って、講演会やワークショップを行うことができました。でも、またコロナのようなことがあって、数年現場から離れてしまったら、今のこの感覚を忘れてしまうと思います。感覚を少しずつ戻すことができたのは、多くの方々に、活動機会を作っていただいたおかげです。過去、どんなに多くの経験があっても、続けていないと感覚が鈍り、変な自信だけが残るという、嫌なヤツまっしぐらになってしまう状況は、本当に嫌なものです。心に余裕があって、はじめて周りの方々と良い連携が取れるのだとわかりました。
今回、カナダ、トリニダード・トバゴ、パナマを訪問しましたので、簡単に感想を記しておきます。
トロントでは、「いったいここはどこの国?」と思えるほどの多民族社会。日本語を学ぶ学生の多くがアジア人でしたし、大学そばの地下鉄駅で電車を待つ学生たちも、いろんな民族の人たちでした。ただ、水族館に来ていた若者や親子連れ、それからテイラースィフトさんのコンサートに足を運んでいたお客さんは、イメージ通りのカナダ人…という感じでした。
トリニダード・トバゴは、石油産出国だそうで、車社会のようでした。自転車もバイクも見かけませんでしたし、街を歩く人もほとんどいませんでした。ただ、チャイナタウンだけは、道ゆく人たちがごった返していました。チャイナタウンにある多くのお店は中華風でしたが、残念なことに、中国人の方にはひとりも会えませんでした。
パナマは、私たちの想像をはるかに超えた超大都会で、群を抜いていました。昨夜はJICAから派遣されていた先生に中華料理をご馳走になり、お店では久しぶりに中国語を話しました。「パナマシティの夜は、出歩いたらいけないよ」と言われていましたが、現地の先生によると「まったく安全」とのことで、お店までの夜道、実際、危ない思いはしませんでした。ひとりでなかったからかもしれませんが…。
さて、今回のすべての日程を無事に終えて、今夜の便でいよいよワシントンD.C.へ行ってきます